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三国演義〈第3巻〉 (講談社文庫)



三国演義〈第3巻〉 (講談社文庫)
三国演義〈第3巻〉 (講談社文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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孔明の化けの皮が…

 なんだか、どんどん孔明の化けの皮が剥がされていっている気がします。
 演義ベースなのに、天才軍師どころか、軍師としての底の浅さが暴露されています。

 兄には「大きくなって立派になったけれど、性格は(悪い意味で)ちっとも変わっていない」と心配され、軍令書の何たるかも知らず、文官の簡雍にまで兵書を読み違えたのではと指摘される始末。
 しかも、かなり公私混同してますね。関羽に曹操追撃を命じるくだりは、本当に大人気なく、まだ人間としても発展途上のようです。

 魯粛曰く「この主君にしてこの軍師あり」。気の毒なほ世評を気にし、名声を求める似たもの主従です。魯粛は孔明を嫌いではないのですが、そんな高飛車な性格だから周瑜に嫌われるんだと苦笑しています。この作品は演義ですが、孔明より周瑜が上手で、周瑜の孔明殺しにもしっかりした理由があるのです。

 たいした作戦ではないのに、にんまりと得意満面の顔をする孔明…。
 個人的にはこの巻が一番面白かったですね。「天才軍師」の孔明像が完全にひっくり返るので。


劉備の素顔が見られる

劉備の張飛や關窒ノ対してなんと偉そうな
態度かと思いましたが、一応主公(との)
ですので当たり前ですね。しかも、かなり
冷淡です。
ゥ葛亮もかなりいやな人間としてかかれて
います。呉軍および蜀軍の中でも浮いてい
る存在です、しかも最悪な存在としてかか
れています。これから先が見ものです。

腹の探り合いにもならない、いやな人間関
係をかいま見た気がします。

それにしても、この巻の趙雲はすばらしい
人物です。それと、魯肅もすごい人物だと
思います。それに引き替え孔明は・・・。

やっとこの巻にして孫權率いる側近の黄蓋、
程普、韓當がでてきました。

この巻は、作者の長い解説がでてくるとこ
ろがあります。
いきなり解説が出てくるのは解せません。
しかし、ためになります。

漢文のような文字列にもふりがなが欲しい
です。



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