熱とはなんだろう―温度・エントロピー・ブラックホール… (ブルーバックス)



熱とはなんだろう―温度・エントロピー・ブラックホール… (ブルーバックス)
熱とはなんだろう―温度・エントロピー・ブラックホール… (ブルーバックス)

商品カテゴリ:物理学,化学,数学,地学,科学,学習,知識
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ちょっとムズイが、エントロピーの入門に最適

熱力学の三法則を簡単な図解と数式でひも解きながら、いわゆる「エントロピー」の概念を
分かりやすく提示しつつ、結局は「マックスウェルの悪魔」の非在から「ブラックホール」
さらには「超ひも理論」までにも話題を拡張し、概説している熱力学の入門書である。

複数コインの裏表の状態をマクロ、ミクロの両面から比較して重複度を算出し、ここから
エントロピーの概念を大まかに掴んで行いくという解説が分かりやすく、直感的に理解で
きる。さらに、「マックスウェルの悪魔」問題の提起からベネットの最終解決に至る111年
間の学説史を織り込んだ説明も面白かったし、「情報エントロピー」と「熱エントロピー」
とが同じという考えも新鮮だった。
しかし、「ブラックホール」のあたりから、私の頭の中に靄がかかりはじめ、「超ひも理論」
のところではお手上げ状態となってしまった。頭の中に「マックスウェルの悪魔」がうろつ
いていてくれたらもっと理解が進んだかもしれないが、残念である。
いずれにしろ、大昔「エントロピー」という言葉を聞いたことはあるが、イマイチよく分
からんという私にとって貴重な入門書といえる。

文系には無理

レビューを見る限り、本の内容はすばらしいのだろう。ただ、物理の素養のない文系人間には何がなにやら全くわからなかった。「うーんわからんな」とパラパラやっていたら15分ぐらいで終わってしまった。
熱から始まって、いつのまにか超ひも理論まで

熱からはじまって、物理学的・科学的に重要な概念を解説してくれている本です。

本文中で作者が、「学者は同僚の目が怖いから間違いをおそれて分かりやすく正確に書くことができず、正確に分かりにくく書くかお茶を濁すかしかできないが、筆者は学者ではなく作家(元学者?)なので、学者の目をおそれずになるべく正確さを損なわずに分かりやすく説明する」というようなことを書いていますが、それはあながち嘘ではないと思います。

前半は熱力学的概念の説明、マクスウェルの悪魔、統計力学との関係などの話が進み、後半になると、じゃあブラックホールではエントロピーはどうなるの、など、他の熱力学入門書ではなかなか無いような事例の解説がされています。そこからさらに発展して、量子力学とニュートン力学の両方が説明できる超ひも理論はすごい!という話しで終わります。最後まで読むと、超ひも理論まで分かった気になります。
最高だよね・・・

この本は…最高。
竹内薫さんて、もの書きとしては独りよがり過ぎて、ときどき最低だなぁ、と思わせるんだけど…、というかほとんどそう思うんだけど、この本は珍しく最高。「熱」なんて普段よく使う言葉の奥に、幾重もの感動を紐解いてしまう物理学って本と最高なんだよね。て、いうか竹内薫にこんないい本書かせる物理学って本と最高なんだな、て思いました。言い過ぎ?
楽しく熱を学べる一冊

私は物理を学ぶ上で重要なのは、感覚だと思っています。つまり、ある物理法則があってそれが当たり前だなと思える感覚が必要だということです。この感覚がないと物理はただの数式羅列の学問になり、物理を学んでも面白くありません。
この本の良いところは、その感覚が身につくように書かれているところです。しかもブルーバックス特有のユーモアも忘れていません。
具体的な内容は、エントロピーを基本にして、マクスウェルの悪魔やブラックホールの説明をしている。内容がそもそも高度なので決して簡単とは言えないが、分かった気にはさせれる。
熱に挫折した人、これから熱を学ぼうとする人、物理の不思議さに興味がある人等には最適な一冊だと思います。



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